よもぎ蒸しサロンを探していると、「黄土」という言葉をよく目にするのではないでしょうか?
中には「黄土よもぎ蒸し」というメニューが存在するお店も。
目にはするものの、「よもぎ蒸し」と「黄土よもぎ蒸し」の違い、イマイチ分からないという方も多いと思います。
本記事では、よもぎ蒸しでよく目にする「黄土」について、その特徴や効能を詳しく解説していきます。
「黄土」とは
よもぎ蒸しの椅子として使用される椅子には主に、木製、プラスチック製、黄土製がありますが、このうち黄土には黄土自体に自然殺菌作用・浄化作用・解毒作用があり、衛生的に使っていただけるというメリットがあります。
他にも、黄土にはマグネシウム、ナトリウム、カリウム、シリカ、炭酸カルシウムなど大量のミネラル物質を豊富に持つ鉱石としての特色があり、60℃以上に加熱すると多量に放射される「遠赤外線」によって、じんわりと心地よく身体の芯まで効率的に温めることができます。
つまり、黄土製の椅子をよもぎ蒸しで使用することで身体の表面だけでなく、深部に届く波長の遠赤外線で内臓の温度を効率よく上げていくことができます。
また、黄土製の椅子を使用したよもぎ蒸しのことを、その他のよもぎ蒸しと区別する意味で「黄土よもぎ蒸し」と呼ぶことがあります。
黄土よもぎ蒸しから期待される効能
黄土よもぎ蒸しでは、黄土座器の遠赤外線効果で通常(黄土座器以外)のよもぎ蒸しに比べ、より効率的に内臓から温めることができます。
よもぎの効果だけでなく、黄土の遠赤外線効果によって、より大量の汗が排出されます。
有毒物質、老廃物、重金属などが、汗と一緒に多量放出され、血液をアルカリ性に改善してくれます。
黄土が熱せられて35℃以上になると大量に発生するといわれるマイナスイオンを体内に取り込むことで、細胞内への酸素、栄養素の取り入れ、細胞外への老廃物の排出が促進され、有害物質の排出を促進するとも言われています。
他にも、血中のコレステロールを正常化し、細胞老化を防ぎ、新陳代謝を促進させたり、皮膚の老廃物を除去するため、美肌効果が期待されたりします。
衛生的な観点でも、黄土の遠赤外線には、空気の浄化作用や防菌効果、臭いの分解機能もあり、快適な空間でよもぎ蒸しを受けることができます。
まとめ
よもぎ蒸しでよく耳にする「黄土」。
黄土にはよもぎ蒸しと組み合わせることでさらにその効果を高めるメリットが存在します。
木製・プラスチック製の座浴器で行うよもぎ蒸しに比べ、黄土よもぎ蒸しの方がしっかりと温まる感覚を味わえるという方も多く、黄土よもぎ蒸しを未体験の方は、ぜひその違いを体感してみるのもおもしろいのではないでしょうか。